蕨戸田リサイクルフラワーセンターを視察見学

2014年7月23日 01時19分 | カテゴリー: 活動報告・日誌, 環境

~燃やすごみを減らす  家庭の生ごみを資源にかえる
 蕨戸田衛生センター組合(ごみ焼却、し尿処理、粗大ごみ処理施設)は、以前から戸田市で実施していた生ごみの堆肥化事業をさらに広げようと、4年前に蕨市と共同してリサイクルフラワーセンターを設置しました。戸田市・蕨市では、家庭からでた生ごみをリサイクルセンターで再生資源として堆肥にかえ、障がい者と高齢者で花苗を生産しています。  燃やすごみを減らし、環境に負荷をかけない循環型の社会を目指すとともに花のまちづくりをすすめていました。 

専用生ごみバケツで花苗と交換

交換に使われるバケツ

 小平で実施している食物資源循環モデル事業とちょっと違う点-それは、生ごみバケツとEMボカシ(米ヌカ・モミカラ・EM活性液・セラミックパウダーとで発酵させた)のセットが登録した市民に無料貸し出しされていて、市民自らが分別して一定の段階まで堆肥化をすすめたあと、月1回(NPO法人では月2回)回収をしています。そして3ヶ月に1回は市民自身が生ごみを直接持ち込んで花苗と交換。このことで生ごみの堆肥化・減量化の意識を高め、花苗を植えてまちの緑化をすすめることにつながり花と緑のまちづくりに力をいれた取組みになっています。90tの生ごみから13tの堆肥が作られ、一日の量320kg年間約100tにもなるそうです。堆肥は、姉妹都市の同県美里町の農地にも搬入し白菜の低農薬栽培を行い戸田市で産直販売し、市内の学校給食の食材にも活用しています。 

障がい者、高齢者の雇用促進

花苗はセットで交換

 また、リサイクルセンターでは、障がい者や高齢者を雇用。障がい者(知的・精神障がい)は、平日の午前9時半から12時半まで、支援員1人含めた5人のチームをつくっておもに花苗の育成作業を行っています。5か所の福祉作業所から週延べ100名がきて働いており、最低賃金(今年は時給785円)が保障! 地域に障害者施設をつくるのではなく、地域でともに生活していく支援のために中間就労支援、自立に向けた取組みとしての場を提供しています。この就労体験を経て、民間に就職したケースもあると聞きました。
 さすが、以前障がい者福祉担当だった職員がごみ担当に移動したとのこと、福祉と環境のコラボレーションを実現していました。

建物外観

 施設建物には間伐材の木粉と再生樹脂を使用した材料を用いたり、調度品も再生家具などを使用しています。またマイカップ使用の自販機や休憩室、シャワー室なども設置され、ゆったりとした働きやすい環境がつくられていました。

 小平市もごみ分別、資源化をすすめていますが、食物資源(生ごみ)を循環させるためのしくみをつくること、資源化施設のあり方なども考えていかなければなりません。
 新たな発想をもって工夫すればできることがある、と元気づけられた視察になりました。