紙芝居をとおして

2014年5月12日 10時25分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

 4月の金曜サロンは、東村山紙芝居サークル原っぱで活動されている床井薫さんにお話しを聴きました。紙芝居というと、飴など売りながら商売する街頭紙芝居、「黄金バット」などの娯楽的な一点物の作品が思い起こされます。
 紙芝居は、昭和初めに広がり、第二次世界大戦中は国策・軍国紙芝居として利用されていましたが、昭和13年日本教育紙芝居協会が創設されて後、多くの印刷紙芝居が作られるようになり漫画や時代劇などのヒーローを描くキャラクター紙芝居や学校紙芝居としても活用されました。その後、テレビの普及の影響で街頭紙芝居は衰退。現在ではその紙芝居の魅力を引き継ぐ活動が地域の中にあります。
 床井さんは、紙芝居研究家かつ実演者の加藤武郎さん(小平在住)のもとサークルメンバーとして紙芝居実演を続けており、毎年東村山市の小・中学校で取り組む紙芝居の時間に出かけ実演しています。中学生からの感想に、紙芝居なんて…とばかにしていたけど知らないうちに聴き入っていた、面白かったとあったそうです。 

始まる前はワクワク・・・

はじまりはじまり~~

 紙芝居の始まる前のドキドキ感、劇場幕の扉が開いていく静かな間、どんな物語がはじまるのか、子どもも大人も胸が高鳴ります。「いのちをいただく」「おっぴちゃんは魔法使い」「あとかくしの雪」など実演していただく中、一幕ごと、一枚一枚の絵のお話しに想いを寄せ釘付けになりました。終幕少しずつ扉が閉じられ絵が見えなくなる時、自分の身体の中にあたたかいものが流れ、脳裏には一(ひと)こまの絵が動き出して空想の世界が広がるような―お話しを身体で感じる体験でした。 

 紙芝居という小劇場をとおして、子どもから大人まで全ての人に命の大切さや平和について語りかけていく活動が、床井さんのようなサークルだけでなく学校の読み聞かせや図書館でのおはなし会などの場でもひろがっていったらいいなぁと思いました。