思春期のこころの病〜その理解と援助〜

2012年3月6日 10時22分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

青木省三氏(精神科医、川崎医科大学精神科学教室教授)のお話しを聴いて

 こころの病は、子どもから大人まで誰でもかかる可能性のある身近な病気です。とくに思春期は身体も環境も大きく変化する不安定な時期で、そのころ「こころの病」を発症したり、集団生活のしづらさから引きこもってしまう若者への早期の対応は欠かせません。
 青木先生は、思春期とは悩む時期であり悩みがなくなることがよいことなのではなく悩むべきことにしっかり悩むことが大切だと云っていました。人は大人の身体になっていく過程で、人目を気にしたりして意識し始め、カッコよくなりたいダイエットしたいと思う、また何をするか、何をやりたいか、どのように生きていくか、生きる意味は何なのか、などと悩みます。振り返ってみると自分もあの頃悩んでいたなぁ・・と、思い当たることも多々あります。
 悩みか病気の症状か?というと健康と病気の境目はなく、健康な人の中に病気の症状はちょっとある、と云われて妙にほっとしたのでした。
 本人の感じている苦痛がとても強くて、学校生活、家庭生活の中で支障がある時、社会との関わりがほとんどない時などは、専門家に相談した方がよいそうです。
 気軽に、相談できる場が身近にあってほしいとつくづく思います。そして周りの大人たちは急かしたりくどい云い方をして追いつめるような話しかけはぜったいに禁物です。
 大人たちが「子どもや青年の世界」を脅かさずに周りからサインを送り続け、心配しているよ、思っているよと発信することは大切な援助につながっていくのだと思いました。