6月議会を終えて

2011年7月6日 12時49分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

 ここ数日気温が30度を超える日が続いています。熱中症などに注意しつつ、子どもたちや高齢者、障がい者は特に日よけや水分補給に注意しながら過ごすことが大切です。節電が呼びかけられていますが、室内の風とおしをよくしたり、冷房を上手に使って過ごしましょう。

 6月29日に6月議会が終わりました。
 所属している生活文教委員会に付託された、原発・放射能関連についての議案審査について報告します。

議員提出議案:子ども「年20ミリシーベルト」基準見直しを求める意見書提出について  
 震災による福島原発の事故は、未だ収束されず、福島や近隣地域の子どもたちは日々被ばくの不安を抱えながら過ごしています。文部科学省は特に放射性物質の影響を受けやすい子どもたちに対して、学校の利用判断における放射線量の目安として年20ミリシーベルトという基準を教育委員会や関係機関に通知しました。其の後、1ミリシーベルトを目指すとはしましたが、いまだ20ミリシーベルトの暫定基準はそのままです。
 生活者ネットワークは子どもたちの将来の健康を守るため、6月議会でこの基準の見直しを国に求める意見書を提案しました。全会派の賛同を得て初日に可決となり内閣総理大臣、文部科学大臣、厚生労働大臣、環境大臣宛てに提出されました。

請願1号:「園庭及び校庭における放射線測定と放射線測定器購入等について
 市民は、自分たちの住んでいる地域の放射能汚染がどのような状態か、客観的データがないことに不安を感じていて、特に、影響を受けやすい子どもたちの教育現場の環境を心配しています。 そこで、全保育園・幼稚園、全小・中学校の大気中放射線の測定を定期的に行いデータを公開すること、測定器を購入して市民に貸し出しをしてほしいという内容の請願が、2455筆の署名と併せ提出されました。
 原発事故による放射能汚染について、事態は深刻であり、放射能汚染の濃度は福島原発からの距離ではなく、風向きや降雨、地形等によって大きく左右され、一部に高濃度の汚染地域(ホットスポット)ができてしまうことが調査からわかっています。
 委員会では、測定そのものについては賛同する声が多かったものの、全保育園・幼稚園の園庭、全小・中学校の校庭を測定することについては、意見が異なり、市民への貸し出しについても専門家が測定すべきだという意見などがありました。市担当課は、東京都が測定に使用している同機種の測定器を1,2台購入し市内の数か所を月一回測定する予定である。購入まで時間がかかるので、それまでは業者委託で行う。市民への貸し出しは行わないが、希望する公共施設には東京都から借用する小型放射線測定器を貸し出す予定であるとの説明でした。
請願の主旨である全小中学校、保育園・幼稚園での測定と個人への貸し出しについて合意がえられず、結果は継続審査となりました。次の審査は8月23日(火)になります。

 大気、土壌、水道などの放射能測定については、都内の自治体で測定しはじめてきています。東村山市や府中市などは全学校、保育園・幼稚園での測定を始めており、データを公開しています。自分たちの地域の実態を知り、対策をとっていくことが必要であり、何より市民が安心できるように行政側が一緒に考えてほしいと思います。

 *委員会後、市から放射線の測定に関する方針が出され、7月から業者委託で市内6か所(一小、二小、五小、上水中、大沼保育園、上宿保育園)で測定、プールの水の測定を3か所(八小、十二小、萩山プール)で行うことになりました。

請願2号:原子力推進から省エネルギーや再生可能エネルギーを中心としたエネルギー政策への転換を求める意見書の提出について
 この請願は、地域エネルギービジョンを作成して、太陽光発電日本一を掲げる小平市から、今こそ、真にクリーンなエネルギーの供給を求め、地球に環境負荷を与えない、人に優しい社会につくりかえていくためのエネルギー政策の転換を求める意見書を出して欲しいというものです。委員会で採択され議会最終日に全会派一致で可決されました。請願が可決されたことを受け、衆・参議員議長、内閣総理大臣、経済産業大臣、環境大臣宛てに意見書が提出されました。