チョッキリの話

2010年9月12日 23時13分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

チョッキリに穴を開けられたコナラの実
チョッキリに穴を開けられたコナラの実
 毎日暑い日が続いていますね。
それでも林に入ると、すーっと空気の温度が少し下がる感じがして一息つきます。そんな木陰の中、ふと足元を見ると、数枚の葉とドングリのついた枝先が落ちているのに気づくことはないですか?まだ、青いドングリなのに・・と不思議に思っていたのですが、これはチョッキリの仕業だということが生きもの調査の中でわかりました。
 チョッキリはゾウムシの仲間で、「ちょん切る」の意味。ドングリの実に産卵して枝を切り落とすのです。枝についたままだと鳥に実を食べられてしまうので、その実を守り幼虫を育てるために、養分を持つ葉っぱごと地面に落しているのです。
ハイイロチョッキリはドングリの実に産卵しますが、モモなどの実に卵を産み、柄から切り落としてしまうモモチョッキリなど、6〜10mmほどの大きさでゾウのように鼻がのびたような形のチョッキリが、何種類もいることを知りました。
 でも、地面だと思って切落としている先がコンクリートの道では、卵は干からびてしまうでしょう。チョッキリもそこまでは考えられないよなぁと思うと、汗を拭きふきそっと土の道に戻してあげたくなりました。