八ッ場(やんば)へ行ってきました

2009年8月4日 19時29分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

 八ッ場ダム建設予定地となっている吾妻渓谷、川原湯地区へ温泉も目当てにして出かけてきました。50数年もの間、水没予定地の人々に大きな犠牲を強いてきた八ッ場ダム計画はその関連事業が大幅に遅れているため、順調にいっても2015年以降の完成になると言われています。八ッ場ダムのすべてがわかる広報施設と称している「やんば館」では、ダム建設が首都圏の水資源の安定的な確保、治水及び利水上きわめて重要だ、利根川下流部の洪水を軽減する、などとダムの必要性がアピールされていました。
 しかし、吾妻渓谷の景観も損なわれ、神経痛・リュウマチ・冷え性に効くという川原湯温泉街も沈んでしまいます。名勝吾妻峡の指定区域はほとんど残す、温泉源は保護し新たな温泉街をつくると建設側はいいますが、懐かしいような原風景と長野原町、東吾妻町の美しく豊かな自然と珍しい生き物、それらを守り大切にしてきた地域の人々の気持ち、その歴史を壊すことになるのかと思うと、心が痛みつらくなります。特に、現地の人々は、ダム計画に翻弄され、それを受け入れざるを得なくなって、複雑な思いを抱いているそうです。
 私たち家族は、王城山の麓にある神社や石仏群、かたくりの湯などを巡り歩く中、工事中の看板がかかげられてダンプカーやショベルカーが行きかい、山を切り崩していくのを目の当たりに見てきました。首都圏の水道水はというと、節水機器が普及し、水道局の漏水対策も整うなどから、今では、水余りの状態だそうです。目先の利益のためにだけつくり続けるのはもうやめよう!と家族皆で叫ぶのでした。