小さな自然

2009年7月24日 23時00分 | カテゴリー: 活動報告・日誌

うちのビオトープ

 我が家では、小さなベランダに小さなビオトープをつくっています。
「ビオトープ」というには恥ずかしいようなもので、私は当初あまり興味をもって観察していなかったのですが、これを数年前に作った息子は実に嬉しそうに「うちのビオトープ」と人に話すのです。ビオトープはドイツで生まれた言葉です。「ビオ(BIO)」は生命、「トープ(TOPE,TOP)」は場所を表すギリシャ語で、この二つを合わせたものが「ビオトープ」です。「野生のための住み家、生息空間」という意味で、いろいろな生き物がお互いに関わりながら暮らしていける場所、それがビオトープです。うちの小さなビオトープとは、大きな虫用プラスチックケースに水田の土を入れて水を張り、そこに陶器の小さな壺を二個重ねて置き、上にコケをしきました。水田の土には様々な植物の種や生き物が混じっているので、ほっておいてもタニシやミジンコなどが湧いてきて、セリを植えればすくすく成長します。このビオトープをつくってから、4〜5年経ちますが、ある時には水面一面をウキクサの一種が覆い、ある時期にはセリがビオトープを支配し、稲科の植物が育ちすぎて根をはりすぎたせいで土が痩せてしまったこともありました。手入れをするのは水をたすのとたまに土を入れたり、生き物を入れることです。今は第二のビオトープがあり、これは発砲スチロールケースを使い、田んぼの土を入れて作りました。(以上の作業は全て男達がやったこと)
 最近では、コンクリートのベランダに水と緑があるとなんだかホッとして、朝窓を開けた時も緑の風が感じられて、なんだか癒されるのです。息子がベランダにでるとなかなか部屋に入ってこなくて、その時は部屋から怒鳴る私なのですが、ひとり静かにビオトープを眺める時はその小さな自然を愛でるその気持ちがわかるような気がします。